Skypeミーティングっていいよね

 社員をやっていた頃は出社そのものが苦痛で仕方なく出社するだけで一日の気力がすべて尽きてしまうほどに疲れ果てる毎日というかあまりまともに出社しない不良社員もいいところだったのですが、やはり常々出社しなくて済む方法について考えておりまして、IT界隈に身を置くものとしてはSlackやSkypeなどのコミュニケーションツールをしっかりと活用することでそれが実現できるのではないかと考えておったのですが中々賛同してくれる人間もおらず、日々白い目で見られながら苦行に耐える日々でありました。

 経営することになって以来ずっとリモート勤務を基本とし、週1のミーティングのみオフィスに集まるという形態を取っております。
そんな中で取締役がインフルエンザにかかるという事案に見舞われまして、体調を心配しつつも仕事は待ってくれないということでSkypeでのミーティングを実施してみました。
別にSkypeミーティング自体は社員の時代から時折やっていたことではあるのですが、やはり大きな意思決定権のない社員とそれなりに決定権を持っている経営者としての立場ではかなりの意識的な差がありミーティングへ向かう姿勢も変わってくるもので、そんな姿勢の中で行うSkypeミーティングは技術の発達を心から有り難いと思える瞬間でありました。
ましてや今日のような徹夜明けに1時間もかけてオフィスまで行ってミーティングだけしてまた1時間かけて帰宅するなどしているとそれだけで2時間のロスになるので時間の無駄にも程があるというものです。
 更に言えば、会社にいるとそれだけで様々な差し込み仕事が入ってきます。
本当に必要な仕事であれば会社にいようが家にいようがカフェにいようが回ってくるものですが、ちょっとお願いしたいからというだけの理由で回ってきていたような仕事は会社の外にいればほとんど回ってこなくなります。
これは非常にアツいです。やるべき仕事にフォーカスできます。
じゃあ全員会社にいないとどうなるかといいますと、そんな仕事自体が発生しなくなります。実際にいまそうなっています。
経験上、ちょっとした頼みごと系タスクはオフィスのネットワークが不調だとか、あの備品どこいっただとか、オフィスに関することが極めて多いためオフィス自体を極力使わなければそんなものは発生し得ないのです。

 集まるのが好きな方々からは、同じ空間に集まっていることが大事でありそのほうがコミュニケーションもスムーズだしインスタントな会話が即座にできるという話をよくされるのですが、だったらずっとSkypeなりappearなり繋ぎっぱなしにしておけば済む話でありますし、肉体がそこに存在している必要性について彼らの話からはなんら伝わってこないわけです。
 別に集まるのを否定する気はありませんし、Skypeなどのツールだけでは人間の発する非常に細かいメタ情報を拾えないあるいは拾いづらいところは否めず、そういった点ではやはり文字通り顔を合わせるというのは大切なところではないかと思うわけです。
弊社もなんとなく流れで週1で集まっているところはあるものの、みんなその辺については認識しているものであります。

引っ越しおわらンゴ...